クローバー
「あれ?アタシ寝ちゃったのか。」
寝ぼけ気味に言う天音。余程疲れたんだろう。
電車は止まり、俺達は降りた。天音は眠そうに背伸びをして「帰ろっか。」と歩き出す。
夕陽が沈み空には代わりに月が輝いている。
一応、家まで送ろうか?と聞いたが天音は「大丈夫だよ。」と言い、待ち合わせた公園で別れることになった。
なんでも公園から天音の家はそんなに離れて無いのだそうだ。それに俺の祖父と祖母が心配すると悪いからと天音は気を使ってくれた。最初の予定だとこんなに遅くなるはずじゃ無かったらしい。
「本当に送らなくて平気なんだな?」
「だから、大丈夫だって。今日は楽しかったよ。付き合ってくれてありがと。」
「お、う。」
「じゃあ、またね。バイバイ…フタバ。」
「…!」
天音はそのまま振り返らずに走って行った。
この日以来、天音は俺の事をフタバと呼び捨てするようになった。
今日は色々な事があった気がする。
色々ありすぎてうまくまとまって無いけど、確かな事は…
苺と…チョコと練乳とそれから…
2人でみた夕陽は綺麗だったって事。
寝ぼけ気味に言う天音。余程疲れたんだろう。
電車は止まり、俺達は降りた。天音は眠そうに背伸びをして「帰ろっか。」と歩き出す。
夕陽が沈み空には代わりに月が輝いている。
一応、家まで送ろうか?と聞いたが天音は「大丈夫だよ。」と言い、待ち合わせた公園で別れることになった。
なんでも公園から天音の家はそんなに離れて無いのだそうだ。それに俺の祖父と祖母が心配すると悪いからと天音は気を使ってくれた。最初の予定だとこんなに遅くなるはずじゃ無かったらしい。
「本当に送らなくて平気なんだな?」
「だから、大丈夫だって。今日は楽しかったよ。付き合ってくれてありがと。」
「お、う。」
「じゃあ、またね。バイバイ…フタバ。」
「…!」
天音はそのまま振り返らずに走って行った。
この日以来、天音は俺の事をフタバと呼び捨てするようになった。
今日は色々な事があった気がする。
色々ありすぎてうまくまとまって無いけど、確かな事は…
苺と…チョコと練乳とそれから…
2人でみた夕陽は綺麗だったって事。