クローバー
朝。
学校に到着。
自分の教室へ。
自分の席へ。
天音が話しかけてくる。
「フタバ。おっはよ!」
これは都合が良い。こっちも話があったところだ。
「あぁ。おはよう。あのさ…」
と、ここで変化に気づく。
妙に周りの視線が気になる。考えてみると天音と話す時は二人きりの時と周りに人がいても平気な時だけだ。
今、この教室には天音の友達もいる。万が一ソイツ等まで絡んで来たら厄介だ。
「どうしたの?何か話し?」
俺は黙って頷く。
と、天音が何かに気づいたようで、
「昼休みにね。」
と目配せしてきた。意外と勘が働くようだ。
授業はいつもより長く感じたが、決まった時間通りに昼休みはやって来た。
「フタバから話しなんて珍しいね。」
本題に入る前に気になる事が一つある。
「学校でも呼び捨てにする気か?つか朝のおっはよー!って、あれは恥ずかしいから止めてくれ。」
「え、ちょっと!アタシはそんなバカっぽく挨拶しないし!」
「おっはよ。でもおっはよー!でもどっちでも良いだろ。」
朝の天音に似せて言うと感心したように、
「あ、意外とちゃんと聞いてるんだね。」
と手を叩いて喜ぶ。
学校に到着。
自分の教室へ。
自分の席へ。
天音が話しかけてくる。
「フタバ。おっはよ!」
これは都合が良い。こっちも話があったところだ。
「あぁ。おはよう。あのさ…」
と、ここで変化に気づく。
妙に周りの視線が気になる。考えてみると天音と話す時は二人きりの時と周りに人がいても平気な時だけだ。
今、この教室には天音の友達もいる。万が一ソイツ等まで絡んで来たら厄介だ。
「どうしたの?何か話し?」
俺は黙って頷く。
と、天音が何かに気づいたようで、
「昼休みにね。」
と目配せしてきた。意外と勘が働くようだ。
授業はいつもより長く感じたが、決まった時間通りに昼休みはやって来た。
「フタバから話しなんて珍しいね。」
本題に入る前に気になる事が一つある。
「学校でも呼び捨てにする気か?つか朝のおっはよー!って、あれは恥ずかしいから止めてくれ。」
「え、ちょっと!アタシはそんなバカっぽく挨拶しないし!」
「おっはよ。でもおっはよー!でもどっちでも良いだろ。」
朝の天音に似せて言うと感心したように、
「あ、意外とちゃんと聞いてるんだね。」
と手を叩いて喜ぶ。