1monthCinderella〜契約彼氏は魔法使い〜
倦怠感
身体中がだるい、痛い。
でも、心地よい。
素肌が触れるように包み込まれて、触れる肌から昨夜のことを思い出すと全身が熱くなる。
「おはよう」
今起きたと言わんばかりに目が半分しか開いていない。
そんな姿もかっこいい。
一昨日、昨日、今日二人の関係が変わっていく。
この先もっといい形で変わっていけたらいいな。
ただ、私はまだ学生で竜基さんは大人でイケメンで社長で、これからもいろいろありそうだけど頑張れそうな気がする。
「おはよう竜基さん」
あざとさを出すわけではなく、位置的に上目遣いになってしまったのだが
「その表情、反則」
そう言うと枕化していた腕で頭をもう片方で背中をギュッとホールドする。
胸板に押しつけられると安心感でまた眠りに落ちそうになり無理やり起きあがろうとするとまた腕の中に閉じ込められる。
「ごはんの用意しないと」
「昨夜は無理をさせたから、何処かでモーニングを食べよう」
「モーニングどこで?」
「大学の近くのホテルで朝食バイキングをやっていると思うから」
「泊まらなくても食べられるの?」
「そりゃ、お金さえ払えば食べられるよ」
そうだったんだ、ホテルに泊まらないとバイキングって食べられないと思った。
ホテルのバイキング
「楽しみ」
「じゃあ、あと30分ダラダラしよう」
「悪い大人」
「気づかなかった?」
ホテルの朝食バイキング。
旅行でホテルに泊まった時にか行ったことがない。しかも旅行なんて修学旅行以外だと京子と温泉に行ったくらいしか旅行に行ってないからこんな高そうなホテルに泊まったこともなければ、こんなに豪華なバイキングを見たことが無かった。
「どうしよう、目移りする」
「好きなだけ食べればいいよ」そう言ってオムレツを焼いてもらっている竜基さんを真似て自分もオムレツを焼いてもらう。
果物の種類も豊富でイチゴやブルーベリー、パイナップルなど少しずつ盛り付けた上にヨーグルトをかける。
和食もいいけど、イベリコ豚のハムが気になるし、定番のカリカリベーコンは外せない。
バスケットの中には美味しそうなパンが数種類入っている。
焼きたてのワッフルを口に頬張るとサクッとして程よい甘味が口内に広がり思わず頬を抑える。
「亜由美がこんなに喜んでくれるなら、時々来ようか」
「でも朝からこんなに豪華だと落ち着かないから、カフェとかのでいいです」
「うん、じゃあそうしよう」
食べすぎるほど食べたあと、竜基さんに大学の門の前まで送ってもらう。
「じゃあ、今日はここで魔法を掛けるよ」
この1ヶ月、私に自信を持つようにと魔法の言葉を言ってくれた。
でも、
今の私には
「もう、必要ないです」
そう伝えると竜基さんはニッコりと微笑んだ。
「竜基さんが面接の時の私を覚えていてくれた事、アンソルスレールにまた来てほしいと思ってくれたこと、その言葉でもう自分を卑下したりするのは止めようと思います」
「うん。亜由美は素敵なレディだよ」
身体中がだるい、痛い。
でも、心地よい。
素肌が触れるように包み込まれて、触れる肌から昨夜のことを思い出すと全身が熱くなる。
「おはよう」
今起きたと言わんばかりに目が半分しか開いていない。
そんな姿もかっこいい。
一昨日、昨日、今日二人の関係が変わっていく。
この先もっといい形で変わっていけたらいいな。
ただ、私はまだ学生で竜基さんは大人でイケメンで社長で、これからもいろいろありそうだけど頑張れそうな気がする。
「おはよう竜基さん」
あざとさを出すわけではなく、位置的に上目遣いになってしまったのだが
「その表情、反則」
そう言うと枕化していた腕で頭をもう片方で背中をギュッとホールドする。
胸板に押しつけられると安心感でまた眠りに落ちそうになり無理やり起きあがろうとするとまた腕の中に閉じ込められる。
「ごはんの用意しないと」
「昨夜は無理をさせたから、何処かでモーニングを食べよう」
「モーニングどこで?」
「大学の近くのホテルで朝食バイキングをやっていると思うから」
「泊まらなくても食べられるの?」
「そりゃ、お金さえ払えば食べられるよ」
そうだったんだ、ホテルに泊まらないとバイキングって食べられないと思った。
ホテルのバイキング
「楽しみ」
「じゃあ、あと30分ダラダラしよう」
「悪い大人」
「気づかなかった?」
ホテルの朝食バイキング。
旅行でホテルに泊まった時にか行ったことがない。しかも旅行なんて修学旅行以外だと京子と温泉に行ったくらいしか旅行に行ってないからこんな高そうなホテルに泊まったこともなければ、こんなに豪華なバイキングを見たことが無かった。
「どうしよう、目移りする」
「好きなだけ食べればいいよ」そう言ってオムレツを焼いてもらっている竜基さんを真似て自分もオムレツを焼いてもらう。
果物の種類も豊富でイチゴやブルーベリー、パイナップルなど少しずつ盛り付けた上にヨーグルトをかける。
和食もいいけど、イベリコ豚のハムが気になるし、定番のカリカリベーコンは外せない。
バスケットの中には美味しそうなパンが数種類入っている。
焼きたてのワッフルを口に頬張るとサクッとして程よい甘味が口内に広がり思わず頬を抑える。
「亜由美がこんなに喜んでくれるなら、時々来ようか」
「でも朝からこんなに豪華だと落ち着かないから、カフェとかのでいいです」
「うん、じゃあそうしよう」
食べすぎるほど食べたあと、竜基さんに大学の門の前まで送ってもらう。
「じゃあ、今日はここで魔法を掛けるよ」
この1ヶ月、私に自信を持つようにと魔法の言葉を言ってくれた。
でも、
今の私には
「もう、必要ないです」
そう伝えると竜基さんはニッコりと微笑んだ。
「竜基さんが面接の時の私を覚えていてくれた事、アンソルスレールにまた来てほしいと思ってくれたこと、その言葉でもう自分を卑下したりするのは止めようと思います」
「うん。亜由美は素敵なレディだよ」