1monthCinderella〜契約彼氏は魔法使い〜
竜基side
ホテルのバイキングを堪能した日、おふくろから電話が入った。
憩屋での話を聞いて亜由美に直接謝りたいと言う事だった。
おふくろは亜由美のことを気に入ったようで、だからこそ志摩のことを随分と反省しているようだった。
直接亜由美に謝罪をしてスッキリした表情で帰って行った。
あとは、今後のことだ。
もう亜由美を手放すつもりはないが、こればかりは俺の考えだけを押し付けるわけにはいかない。
「このまま、一緒に暮らさないか」
たったこの一言だけで心臓を吐き出しそうになった。
亜由美はOKしてくれて心の中でガッツポーズをしたが実はこの後が問題だ。
俺が親だったら同棲なんて認めたくないし、大学生でこれからまだ出会いもあるし、好きなことやりたいことを見つけていく期間に俺という足枷になりかねない男がいるのは本当なら好ましくないかもしれないが、それでも手放すことはできない。
そのかわり、翼はいつでも広げられるように見守りたいとも思う。
と、言っても三連休は来週だ。
こう言うことは早く行動したほうがいいと勢いをつけてみても、交際相手の両親に挨拶に行くという行為が初めてで、商談の方が楽だ。
亜由美からのLINEに愕然とする。
井口乃乃が危害を加えようとしたという事だった。
前回もかなりこちらとしては譲歩した内容で示談を受けた。
亜由美が相手への制裁を望まなかったからだ。
今回も友人と催涙スプレーで乗り切ることが出来たがさすがに許せない。
ただ、両親の必死な謝罪に絆されて今回までという条件と施設への隔離を提案した。
本来なら留置所でもいいくらいなのを医療施設への入院で譲歩したのだ。
そして、夜には亜由美からの質問に水を噴き出してしまった。
一体、友人とどんな会話をしているんだろう。
ただ、下手に誤魔化したとしてひょんなことから知られるかもしれない、その時に傷をつけてしまうよりも、今話した方がいいだろう。
過去は変えられないから。
佳子と付き合うまでは常に恋人が居た、佳子が二股をかけていることに気づいてから誰かと付き合うことにウンザリして佳子と別れてからは特定の人を作ることをやめた。
でも今は亜由美だけでいい。
後は亜由美の両親に一緒に住むことを承諾してもらわないといけない。
流石の俺も緊張してきた。
ホテルのバイキングを堪能した日、おふくろから電話が入った。
憩屋での話を聞いて亜由美に直接謝りたいと言う事だった。
おふくろは亜由美のことを気に入ったようで、だからこそ志摩のことを随分と反省しているようだった。
直接亜由美に謝罪をしてスッキリした表情で帰って行った。
あとは、今後のことだ。
もう亜由美を手放すつもりはないが、こればかりは俺の考えだけを押し付けるわけにはいかない。
「このまま、一緒に暮らさないか」
たったこの一言だけで心臓を吐き出しそうになった。
亜由美はOKしてくれて心の中でガッツポーズをしたが実はこの後が問題だ。
俺が親だったら同棲なんて認めたくないし、大学生でこれからまだ出会いもあるし、好きなことやりたいことを見つけていく期間に俺という足枷になりかねない男がいるのは本当なら好ましくないかもしれないが、それでも手放すことはできない。
そのかわり、翼はいつでも広げられるように見守りたいとも思う。
と、言っても三連休は来週だ。
こう言うことは早く行動したほうがいいと勢いをつけてみても、交際相手の両親に挨拶に行くという行為が初めてで、商談の方が楽だ。
亜由美からのLINEに愕然とする。
井口乃乃が危害を加えようとしたという事だった。
前回もかなりこちらとしては譲歩した内容で示談を受けた。
亜由美が相手への制裁を望まなかったからだ。
今回も友人と催涙スプレーで乗り切ることが出来たがさすがに許せない。
ただ、両親の必死な謝罪に絆されて今回までという条件と施設への隔離を提案した。
本来なら留置所でもいいくらいなのを医療施設への入院で譲歩したのだ。
そして、夜には亜由美からの質問に水を噴き出してしまった。
一体、友人とどんな会話をしているんだろう。
ただ、下手に誤魔化したとしてひょんなことから知られるかもしれない、その時に傷をつけてしまうよりも、今話した方がいいだろう。
過去は変えられないから。
佳子と付き合うまでは常に恋人が居た、佳子が二股をかけていることに気づいてから誰かと付き合うことにウンザリして佳子と別れてからは特定の人を作ることをやめた。
でも今は亜由美だけでいい。
後は亜由美の両親に一緒に住むことを承諾してもらわないといけない。
流石の俺も緊張してきた。