Cherry Blossoms〜白銀の女神〜
絶望へのカウントダウン
十にあることを調べさせた二日後、桜士と十はホテルを出て、雪の降り積もる道を歩いていく。二人が向かったのはスキー場ではなく、ホテルの近くにあるダムだ。冬のダムに足を運ぶ人間はいない。
ダムに近付くにつれて、何者かの声が桜士と十の耳に入り込んでくる。桜士と十は真剣な顔を見合わせた後、足を早めた。
「とりあえず、こんな感じでいいだろ」
「よし、ばっちりだな!」
「早く行きましょ。イエティに報告しないと!」
ダムでは、二人の男性と一人の女性が何かを話している。そしてダムの壁には、蝶の絵が描かれた爆弾が仕掛けられていた。
「お前たちがCerberusの幹部だな。吉田日陽花、テッド・リンダール、ジェイムズ・ロー」
桜士がスマホで写真を撮りながら言うと、三人は驚いたような顔を見せる。すぐにジェイムズが口を開いた。
「何のことですか?私はお客様にダムを見せてほしいと頼まれたので、お連れしただけです」
「……さっき、こんな会話をしていたのに?」
ダムに近付くにつれて、何者かの声が桜士と十の耳に入り込んでくる。桜士と十は真剣な顔を見合わせた後、足を早めた。
「とりあえず、こんな感じでいいだろ」
「よし、ばっちりだな!」
「早く行きましょ。イエティに報告しないと!」
ダムでは、二人の男性と一人の女性が何かを話している。そしてダムの壁には、蝶の絵が描かれた爆弾が仕掛けられていた。
「お前たちがCerberusの幹部だな。吉田日陽花、テッド・リンダール、ジェイムズ・ロー」
桜士がスマホで写真を撮りながら言うと、三人は驚いたような顔を見せる。すぐにジェイムズが口を開いた。
「何のことですか?私はお客様にダムを見せてほしいと頼まれたので、お連れしただけです」
「……さっき、こんな会話をしていたのに?」