成瀬課長はヒミツにしたい
真理子がマンションのインターホンを押すと、満面の笑みの乃菜と社長に出迎えられた。
乃菜は「せーの!」と合図を送る。
パンと音が鳴ってクラッカーが弾けた。
「まりこちゃん! おたんじょうび、おめでとうー」
大きな声と共に抱きつく乃菜に、真理子は目をまんまるにさせる。
「え……。どうして、知ってるんですか?」
社長は笑顔のまま、驚いた表情の真理子の手を取ると、ゆっくりと中へ案内した。
リビングに入った途端、真理子は口元を両手で覆う。
“ハッピーバースデー まりこちゃん”
大きく書かれた文字とともに、部屋は風船や折り紙のガーランドであふれている。
そしてその飾りを彩るように、天井にはイルミネーションライトが波上に取り付けられ、キラキラと輝いていた。
「……すごい」
真理子は言葉を失ってその場に立ち尽くす。
「乃菜がね、どうしても手作りのお祝いをしたいって言って。朝から二人で準備したんだよ」
社長は乃菜と顔を見合わせると、にっこりとほほ笑んだ。
乃菜は「せーの!」と合図を送る。
パンと音が鳴ってクラッカーが弾けた。
「まりこちゃん! おたんじょうび、おめでとうー」
大きな声と共に抱きつく乃菜に、真理子は目をまんまるにさせる。
「え……。どうして、知ってるんですか?」
社長は笑顔のまま、驚いた表情の真理子の手を取ると、ゆっくりと中へ案内した。
リビングに入った途端、真理子は口元を両手で覆う。
“ハッピーバースデー まりこちゃん”
大きく書かれた文字とともに、部屋は風船や折り紙のガーランドであふれている。
そしてその飾りを彩るように、天井にはイルミネーションライトが波上に取り付けられ、キラキラと輝いていた。
「……すごい」
真理子は言葉を失ってその場に立ち尽くす。
「乃菜がね、どうしても手作りのお祝いをしたいって言って。朝から二人で準備したんだよ」
社長は乃菜と顔を見合わせると、にっこりとほほ笑んだ。