成瀬課長はヒミツにしたい
真理子は成瀬と顔を見合わせると、大きくうなずいた。
それを見て、小宮山は満足そうに腰に手を当てる。
「んじゃ、創業記念イベントは、秘書課が請け負うってことで。頑張りますか!」
「いいんですか?!」
「もちろん!」
小宮山は笑いながら、まるで元気を分けてくれるかのように、真理子と成瀬の肩をポンポンと叩いた。
「それじゃあ早速、内容は……」
打ち合わせを始めた小宮山と成瀬を眺めながら、真理子は胸の前でぎゅっと両手を握る。
――社長の周りは、こんなにも素敵な人であふれている。大丈夫。きっとまた、サワイは一つになれる。
真理子は大きく息を吸うと、机に身を乗り出すように顔を覗き込ませた。
「イベントの事で、私に一つ案があるんですけど!」
「いいよいいよ! どんどんアイディアちょうだい」
いつの間にか、会議室は明るい声と熱気に包まれる。
夢中になって話をする真理子を見ながら、成瀬も嬉しそうにほほ笑んでいた。
それを見て、小宮山は満足そうに腰に手を当てる。
「んじゃ、創業記念イベントは、秘書課が請け負うってことで。頑張りますか!」
「いいんですか?!」
「もちろん!」
小宮山は笑いながら、まるで元気を分けてくれるかのように、真理子と成瀬の肩をポンポンと叩いた。
「それじゃあ早速、内容は……」
打ち合わせを始めた小宮山と成瀬を眺めながら、真理子は胸の前でぎゅっと両手を握る。
――社長の周りは、こんなにも素敵な人であふれている。大丈夫。きっとまた、サワイは一つになれる。
真理子は大きく息を吸うと、机に身を乗り出すように顔を覗き込ませた。
「イベントの事で、私に一つ案があるんですけど!」
「いいよいいよ! どんどんアイディアちょうだい」
いつの間にか、会議室は明るい声と熱気に包まれる。
夢中になって話をする真理子を見ながら、成瀬も嬉しそうにほほ笑んでいた。