その甘さ、毒牙につき
…ほんと、なんでそんな彼女を取っかえ引っ変えなんてするんだろう。
私には理解できないこと。
…理解しなくてもいいことでもある、か。
「もも、おはよ〜」
「あ、芽奈。おはよう」
そこに、高校1年生の時からの友達である秋本芽奈が登校してきた。
「あ、そうだ!ちょっとこれ見てよ!!めっちゃ美味しそうじゃない!?」
何か思い出したようにスマホを取り出すと、ある画像を見せてきたのでとりあえず見てみる。
「わぁっ…これは美味しそう…。飯テロですね…」
そこにはホイップもりもりのフルーツが沢山乗ったパフェが写っていた。