間違ってる?間違ってない?
13.  話 し

アラームの音で目を覚ました夏帆

目の上にカーゼが置かれていた。
母さんだ·····

心配ばかりかけている。

ダイニングに下りると
父と母の姿
「おはようございます。
父さん、母さん。
母さん、ありがとう。」
と、ガーゼを見せる
「おはよう。」と、父
「おはよう。目?大丈夫?」と、母

洗面所に行って
「わぁっ。見せれないか·····仕方ない。」
伊達メガネをかける。

朝食を済ませて準備をしている父に
「父さん。
夜、きいて欲しい事があるの?」
と、伝えると
「ああ。19時までに帰るから。」
と、言ってくれたから
「わかった。ありがとう。」
と、言いながら母の作ってくれた
朝食を取り私も準備をする。

晶ちゃんが、言った通りだ。

わざわざ、バツイチの人を
選ばなくても。

でも、これが私の運命?
勉強しなさい、という事だったの
だろうか?

それにしても·····手痛く···厳しい····

仕事に対する姿勢に尊敬もしていたし
優しい?ところも好きだった。

だが····大和の優しさは、私にだけでは
なかった····と、いう事?·····

好きだよ。愛している。
そう、言っていた
大和は····何だったのかな?

プロポーズの言葉も
〘ずっと、一緒に居よう。〙

だが、いることをさけたのは大和だ。

やはり、大和から大事に大切に
してもらえては····いな··かった·····

涙を何度も拭きながら
着替えをして
「·····母さんっ。行ってきます。」
と、言うと
「大丈夫?休んだら?」
と、言う母さんに
「大丈夫。」
と、伝えた。

早い方が良い。

出勤すると倉橋さんに
ん?と言う顔をされたから
苦笑いをした。

お昼休みにきいて欲しいが
お昼休みに区役所に行きたいから
また、後日に話しをきいて欲しいと
伝えた。

晶ちゃんにも
《きいて欲しい事がある。》 
と、ラインをすると
《いつでも、大丈夫だよ。》
と、返信来ていた。

お昼の休憩に
区役所へと行き
離婚届を貰い
近くのカフェでお昼を簡単に取る。


まさか、結婚したばかりなのに

離婚届を貰う事になるなんて·······

思っても···いな···かった····
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