間違ってる?間違ってない?
···倉橋さん
鎌倉支店から異動してきた
甲斐 夏帆ちゃん
美人さんの上
仕事も頑張りやさんで
大船支店としては
重宝がられる人材となった。
窓口担当になり
私と一緒に仕事をやることに。
お客様の名前も直に覚えて
本当に助かる。
だけど·····
ここ数日···何か····変で声をかける。
彼女は、鎌倉支店の窓口業務係長の
甲斐さんと結婚したばかり
だが····
話しの内容を聞いて
驚きと怒り、落胆···
甲斐係長が····そんな····
考えの人なんて····
まだ····
結婚して一年も経過していない中···
夏帆ちゃんは、離婚を決断した。
回りの数名は、面白おかしく
言っていたから人睨み。
何も知らないくせに···
ごちゃごちゃ、言ってんじゃ
ないわよ·····と。
やっと、夏帆ちゃんも
元気を取り戻した時に
事件が起こった。
私は、ちょうど休憩中で
騒ぎとパトカーや救急車の音で
店内へ戻ると
夏帆ちゃんがストレッチャーに
乗せられて出て行く所だった。
少しすると
手術も無事に終えたと
連絡が入り
皆、ホっとする。
仕事を終えて病院へ
夏帆ちゃんの顔を見ると
ホっとして涙が溢れる。
夏帆ちゃんの事件依頼
彼が、危ないからと
結婚を急ぐ様になり
毎日、大変だった。
まあ、痛い思いをした
夏帆ちゃんだが
その時に駆けつけた
救急救命士の方と結婚した。
すんなり
結婚を決めたわけでは····ない。
離婚したばかりの身であり
その離婚の理由もあって
恋愛は····しばらく···良いかな······
と、思っていたらしいが·····
ご主人となった柳田さんは、
夏帆ちゃんの些細な恐怖心を
見抜いていて寄り添うが
夏帆ちゃんの気持ちを考慮して
離れるが····
でも、二人の結婚式は
とても温かくて
両家が、とても仲良くて
夏帆ちゃんもキラキラしていた。
本当に幸せそうで
心から、良かったぁ〜と思う
そして·····
ずっと、ずっと、幸せでいて欲しい
と、願う。
旦那さんになった
秋人は、式の時
涙、涙、だったが
とても優しい人で
いつまでも、一緒にいようね
と、誓いあっている。