これは甘い花

「うん。それより走(はし)ろう!」

「はいですわ!」

•・．❆・·．

百合(ゆり)さんと律(りつ)が暮(く)らす家(いえ)についた

「ハァハァ…なんで…なんで疲(つか)れてないんですの?」

「僕(ぼく)一様(いちよう)体育系(たいいくけい)の部活(ぶかつ)に入(はい)っているからね」

部活(ぶかつ)、聞(き)いたかとありますわ

学校(がっこう)に通(とお)っているものは部活(ぶかつ)に入(はい)るっと

「ほらほら、ここが私達(わたしたち)の家(いえ)です〜」

そう百合(ゆり)さんが言(い)い私(わたし)は前(まえ)を向(む)いた

「すごいですわ！こんな家(いえ)初(はじ)めてみました」

大(おお)きな家(いえ)が立(た)っていた

「ふふっ」

「どうかしたのですか？」

急(きゅう)に笑(わら)いだしてどうしたのでしょう

「ごめんね。ほんと奏音(かのん)ちゃん音華(おとか)にそっくりなんだから」

私(わたし)がお母様(かあさま)にそっくり？

「私(わたし)はお母様(かあさま)見(み)たいにきれいな顔(かお)ではありません…あまり似(に)てるところなど…」

「いや、奏音(かのん)ちゃんも可愛(かわい)いから。それに音華(おとか)もねこの家(いえ)を見(み)たら奏音(かのん)ちゃんと同(おな)じように「こんな家(いえ)があるなんて!」って言(い)ってすごいびっくりしてたのよ」

「お母様(かあさま)がびっくりしたところなんて見(み)たことありませんわ」

驚(おどろ)かせようとしてもすぐにバレてしまいますし…

「それにね、私(わたし)と音華(おとか)が会(あ)ったとき音華(おとか)何(なに)してたと思う？」

「魔法(まほう)で占(うらな)いしてたとかでわないですの？」

お母様(かあさま)の占(うらな)いはよく当(あ)たる

「ぶっぶー。音華(おとか)ね奏音(かのん)ちゃんと同(おな)じで猫(ねこ)を見(み)て「可愛(かわい)い!」って言(い)ってたのよ。やっぱり子(こ)は親(おや)に似(にて)るというものね」

お母様(かあさま)と私(わたし)が似(に)てる?

嬉(うれ)しい！お母様(かあさま)と私(わたし)なんて似(に)てるところが1つもないと思(おも)ってたくらいなのに

「よし!話(はなし)はここでおしまい!ご飯(はん)作(つく)るからちょっとまっててね」

ご飯(はん)!

「奏音(かのん)すごい顔(かお)キラキラしてる」

「？そうなのでしょうか?」

そんな自覚(じかく)ないのでしたが顔(かお)に出(で)てたのですわね？

「でも、可愛(かわい)いからそのままでいいよ」

「かっ、可愛(かわい)いなんて!そんなことある訳(わけ)ありませんわ」

私(わたし)が可愛(かわい)いなんて冗談(じょうたい)でも心臓(しんぞう)に悪(わる)いですわ

「やっぱり、無自覚(むじかく)って困(こま)るね」

？なにかおしゃたのでしょうか？

「そういえば律(りつ)のこともっと教(おし)えてください」

一緒(いっしょ)に暮(く)らす人(ひと)のことは知りたいですし

「僕(ぼく)のことを？うーん一様(いちよう)高校(こうこう)に通(かよ)っていてサッカー部(ぶ)に入(はい)ってるけど助(すけ)っ人(と)としても入(はい)ってる部活(ぶかつ)があるかな」

助(すけ)っ人(と)!

「律(りつ)はすごいですわね!」

助(すけ)っ人(と)に入(はい)るなんてすごい!

「この、無自覚天然(むじかく)たらしは…」

「今(いま)さっきからなんですの？言(い)いたいことははっきり言(い)ってくださいまし」