スウィートメモリー💝
亜季は,同じクラス·同じ家庭科部の男子。
友達かと聞かれれば,それも少し怪しいけれど。
ほんのたまに,話す仲だ。
頭が良くて,よく笑顔を見せてくれて。
女子にも1番にモテる人。
私も亜季を好きになってしまった1人で,きっかけは去年,初めて同じクラスになった事。
クラスメートの大半は彼を好きらしいと聞き,去年は本当に気が気ではなかった。
いつ誰に告白されてもおかしくない存在,それが日比野亜季。
そんな亜季と,家庭科部で隣になれたことは,本当に奇跡だと思う。
そして……これはナルシストとかではなく。
私は今日,自分がフラれるとは思っていない。
それは少し語弊があるかもしれないけど,成功する確率の方が高い,位には思ってる。
そうでもなくちゃ,そもそもこんな日に告白なんて,小心者の私が出来るわけ無いんだ。
亜衣はそんな私を見越して,確信じみた顔をしていたのかもしれない。
それから,もしフラれてしまっても。
この考えは決して恥ずかしい事じゃない。
その時は,思わせ振りな事を言った亜季が悪いんだからっ。
亜季の言葉と,もうすぐ進学し,同じクラスで過ごせなくなるかもしれない不安があって初めて,私は今日を決意したんだ。
黒板なんて瞳に映してもいない私の記憶は,1週間と少し前まで遡った。
友達かと聞かれれば,それも少し怪しいけれど。
ほんのたまに,話す仲だ。
頭が良くて,よく笑顔を見せてくれて。
女子にも1番にモテる人。
私も亜季を好きになってしまった1人で,きっかけは去年,初めて同じクラスになった事。
クラスメートの大半は彼を好きらしいと聞き,去年は本当に気が気ではなかった。
いつ誰に告白されてもおかしくない存在,それが日比野亜季。
そんな亜季と,家庭科部で隣になれたことは,本当に奇跡だと思う。
そして……これはナルシストとかではなく。
私は今日,自分がフラれるとは思っていない。
それは少し語弊があるかもしれないけど,成功する確率の方が高い,位には思ってる。
そうでもなくちゃ,そもそもこんな日に告白なんて,小心者の私が出来るわけ無いんだ。
亜衣はそんな私を見越して,確信じみた顔をしていたのかもしれない。
それから,もしフラれてしまっても。
この考えは決して恥ずかしい事じゃない。
その時は,思わせ振りな事を言った亜季が悪いんだからっ。
亜季の言葉と,もうすぐ進学し,同じクラスで過ごせなくなるかもしれない不安があって初めて,私は今日を決意したんだ。
黒板なんて瞳に映してもいない私の記憶は,1週間と少し前まで遡った。