お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「はぁ……」
ゆうくん?
疲れてるのかな??
「そーだ。陽葵に渡すものがあるだ」
そう言って渡された白くて小さい箱。
何だろう??
「開けてもいい?」
「どーぞ」
ニッコリ微笑むゆうくんを見て、ゆっくり箱を開けてみる。
中にはショートケーキとシュークリームが入っていたんだ。
「わぁっ……!」
「ハハッ、目がキラキラしてる」
「ゆうくん、コレ……!」
「学校とバイトに行ってるせいで陽葵を1人にさせてるからさ、ごめんな?」
嬉しすぎるあまり、ゆうくんに抱きついた。
「わっ」
「ゆうくんありがとう……!」
あの時は寂しいって思ってたけど、そんな気持ちが吹っ飛んでいっちゃうくらい今は嬉しい。
「いーえ」
頭を撫でるゆうくんの手が心地良いい。
ずっと撫でてほしい。