お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「本当は母さんより先にあげたかったんだけどな」
照れくさそうに笑うゆうくんに、また胸がキュンッと音を立てた。
それを誤魔化すように、私はゆうくんの服に顔を当ててスリスリする。
おばさんから貰った苺のプリンも嬉しかったけど、ゆうくんがそんなこと気にしてたなんて。
へへ、嬉しいよぉ。
ゆうくんのこと、大大大好き。
「こら。シャワー浴びて来るから離れなさい」
「はーい……」
渋々離れると、再び優しく頭を撫でられた。
「すぐ出るから、後で一緒に食べような」
「うんっ」
ゆうくんがお風呂に行ってる間、テーブルに料理を並べていく。
料理って言っても、ナスと豚肉を炒めたものと味噌汁とサラダくらいで。
光瑠くんとわかれた後、スマホを見ながら急いで作ったの。