お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。

椅子の上でゆうくんを待つ。



まだかなぁ〜


私が作った料理を確認するように眺める。

ゆうくん喜んでくれるかな……?

スマホで調べて作ったけど、うまく出来てるかわかんないし、ちょっぴり不安。


なんて考えてると、頭をタオルで拭きながらゆうくんがリビングに来た。


「へぇ、いろいろ作ったんだ?」

「うん!食べよ」

早く食べて欲しくて急かす私に、ゆうくんは笑いながら座った。


「いただきます」

ナスを一口食べるゆうくんの顔をジーッと見つめる。


ドキドキする。

どうかな?美味しいかな?


「うまっ……」

目を丸くして驚いてるゆうくんに、私はニッコリ笑った。


「やった〜〜!へへ、頑張っちゃったもんね」


一生懸命作った甲斐があった!


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