お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「そ。陽葵の友達も呼んでさ」
「いいの?」
「うん。友達と話してたんだけど、どうせやるなら陽葵も呼びたいなって」
私達も行ってもいいのなら、
「やりたい!」
「ハハッじゃあみんなでやろうか」
「うんっ!」
「よし、決まり。明日友達に伝えとくよ」
「わ〜い♪ありがと!」
ゆうくんとバーベキューかぁ〜へへ、楽しみ。
やっとゆうくんと遊べる!
あっ!
そうと決まればあっちゃん達に連絡しなきゃ……!
「……」
スマホを手に持ったのは良いけど、今はゆうくんといる時間の方が大事で。
再びスマホをポケットに入れると、ゆうくんの笑い声が聞こえた。
??
「少し落ち着きなよ」
嘘っ……!
見られてた!?
そう思った途端、一気に恥ずかしくなってきて熱くなった頬に両手を当てる。