お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「飲み物持って行く?あっちは暑いから」
「えっ、行く!蓮くん!どれ持って行くの?」
「急に元気になるんだから」
何故かわからないけど蓮くんに笑われながら麦茶を渡され、走ってゆうくんのもとに向かった。
「陽葵!どうしたんだよ?みんなと食べてたんじゃ……?」
「ゆうくんにコレあげようと思って」
「あ、サンキュー」
微笑んだゆうくんはキャップを開け、ゴクゴクと麦茶を飲んだ。
額からは汗が流れていて、きっと暑かったんだと思う。
蓮くん、ありがと……!
「ゆうくんまだテントに入らないの?」
「んーそうだな、そろそろ焼くの代わってもらうか」
そう言ったゆうくんは別の人にお肉を焼く係になってもらって、私達はテントの中に入って行った。
「祐介もう交代?」
「うるさい。蓮は何もやってないだろ」