お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「少しは伝わった?」
ゆうくんの言葉にコクンと頷いた。
充分過ぎるくらいに伝わったよ……。
こんな大人なゆうくん、知らない。
心臓がもたないよ……。
そんな私に止めを刺すかのように、ゆうくんはとびきり甘い声で囁いた。
「陽葵、好きだよ」
はうっ……?!
もう、いろいろとキャパオーバーだよ……ゆうくん。
ドキドキしすぎて爆発しちゃう!
そんな私にゆうくんは笑って。
「反応がいちいち可愛いすぎ」
優しく頭を撫でてくれた。