お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
かっこよさが倍増した気がする。
恥ずかしくて足元を見てると、不意にゆうくんに腕を引かれて。
チュッとリップ音と共に軽いキスをした。
「!!!!」
びっくりして思わず両手で口を押さえた。
私の心臓はドキドキを既に通り越してる。
「離れてる間浮気しないでね」
「し、しないよ……!!」
「ふは。真っ赤」
「ゆうくんのせいだもん」
ポカッと痛くない程度でゆうくんの肩を叩く。
そしたらギュッと抱きしめられたんだ。
ふわりと香るゆうくんの匂い。
「あー……可愛い」
私の肩にゆうくんが顔を乗せるから、もうドキドキバクバク……いろんなものが爆発しちゃいそう。
ギュッとしたまま何も言わないゆうくん。
わ、私の心臓が保たないよ……。
「ゆぅ……くん?」
「可愛い声で呼ばないで」
んんっ……!!
そんな囁くような声、反則だよ。