お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。

「も……ゆうくん……だめ……」

『どうした?具合悪い?』

「ち、ちがっ……!」


もうどうやって息してたっけ?

それくらいのレベル。


「今日のゆうくんの声ずるい……優しくて……甘くて……頭がおかしくなっちゃいそう」


自分でも何言ってるのかわかんない。

だけど、本当にもう心臓が限界で。

止めなきゃって思うのに必死。



『……陽葵の方がずるいよ。離れてるときにそんなこと言うなんて』

「そんなことって……?」

『何でもないよ。キャパオーバーみたいだから今日はここまでにしようか』

「……うん。ごめんなさい」

『何で謝るの。俺は嬉しいよ?陽葵が俺でいっぱいいっぱいなこと』

「ゆぅ、くん……!」

『ごめんごめん。怒んないで』


もうっ……!

いじわるだ!



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