お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
やっぱりかっこいいからドキドキしたのかな……?
「……」
考えてもわからなくて、お風呂の中でブクブクと泡を立てる。
かっこいい人に見つめられたらドキドキしちゃうもんね。
でも……ゆうくんは大好きなお兄ちゃんで、ドキドキしたことは無くて……。
うあ……無限ループだ……。
あ……!そうだ!
緊張してるんだ。
ゆうくんに会うのは2年ぶりだもんね……!
ブランクの期間が多かったんだもん!
きっとそうだっ!
そうに違いない!
無理矢理納得した私は頷きながらお風呂から上がった。
「ゆうくん、お風呂上がったよ……?」
リビングに向かうとゆうくんはソファでテレビを見ていた。
私はその隣にソッと座る。
チラッと1度だけ私を見たゆうくんは、テレビに視線を戻した。