お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
恥ずかしがる姿も可愛くて、その柔らかい唇にソッと口付けをした。
「んっ……」
そして、味わうようにもう一度。
「……んんっ……」
唇を離すと、陽葵は俺の胸に顔を埋めてきた。
まるで自分の顔を隠すようで。
もしかして照れてる??
陽葵の頭をソッと撫でる。
甘えてるみたいでくっそ可愛い。
もう少し撫でていたいけど、さすがに遅い時間に帰す訳にはいかない。
「陽葵、そろそろ帰るか」
「うん……」
俺の胸から顔を上げた陽葵の顔は真っ赤で。
そんな可愛い陽葵を見てもう1回キスしたくなったけど、その衝動を抑えた。
助手席のドアを開けて車から降りた陽葵。
「ゆうくん、今日はありがとう」
笑顔で手を振る姿は……たぶん今日1番の可愛さだったと思う。