お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。

ルンルン気分のあっちゃんだけど、私にはさっき見たものの刺激が強すぎてクラクラする。


「これは？」

そう言って持ってきたのは、上品なレースに、黒だけどアクセントにボルドーが入ったセクシーな下着だった。


「黒一色じゃないから、気合入ってます感はないでしょ」


初めに見たものが強烈すぎて全然マシに見える。


「試着する？」

「……」


恥ずかしいし、そのまま買って帰っちゃおうかな……。


「したほうが良いよ」


あっちゃんエスパーなの！？


「うっ……うぅ……」

「はい、試着しよーね」


有無を言わせないあっちゃんは、私の背中を押して試着室の前まで連れて行く。


恥ずかしさのあまり急いで試着室に入って鏡の前で顔を上げると……プシューッと音が鳴ってもおかしくないくらい顔が真っ赤になっていた。