お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
破壊力抜群とはこのことを言うんだろう。
可愛いを通り越してる。
ふぅ。と、息を吐いて落ち着かせる。
「パジャマ、冷たいだろ?着替え取ってくるから」
「うん……」
陽葵の眉毛は下がり本当に寂しそうだった。
やばい。やばい。
……非常にやばい。
早く陽葵を寝らそう。距離を取らないといろいろまずい。
急いで着替えの服を持って行き、陽葵に渡す。
「ごめん。ボタン付きしかなかった」
それだけ伝えて、早く着替えるように寝室に促す。
寝室に行くのを確認して、俺はソファに倒れ込むように座った。
はぁ……。疲れた……。
1人で焦って、せかせかして。
素っ気なかったかなぁ……?
いや、でも今の陽葵はちょっとやばいから……。
まともに相手してたら……絶対耐えられなくなる。