お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。

ゆうくん達の元に戻ってカゴの中にミルクを入れる。

私が戻って来る前、ゆうくんってば何だか険しい顔をしてた気がして。



「……?何話してたの??」

「何でもないよ」


なんて言って蓮くんもニッコリ笑うから、それ以上聞けなくて。


……。
気のせいだったのかな……?






  * * *


「さーて、たこパ開始だ〜!!」

1人で騒ぐ蓮くんについて行きたくて、私も気合いを入れる。

なんて言ったって、初めてのロシアンルーレットなんだもん……!


「さーて、ここで各々で買った具材の発表でーす!まずは祐介から」

「俺?」


冷蔵庫から取り出した“それ”を、ゆうくんはテーブルの上に置いた。


「海老か〜、まあ無難だな。次、陽葵ちゃん」


蓮くんの言葉に後ろに隠していた物をテーブルの上に置く。


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