お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
とろけるような甘いキスにドキドキして、嬉しくて……ゆうくんも私のことが好きなんだって思って。
それだけで幸せな気持ちになった。
だけどそんな話を聞くと不安になっちゃう私もいて……。
私、あの頃より欲張りになってる。
不意にゆうくんが振り返って、私は思わず目を閉じてしまった。
すると、私の前髪を撫でるように触れて。
わわっ。
くすぐったくてドキドキする。
私、うまく呼吸できてるかな……??
ちゃんと寝たフリできてるかな?
そんな事を考えてると、おでこに柔らかい感触がして。
ビックリして思わず目を開けてしまった。
ドキッ
至近距離でゆうくんと目が合う。
「あ、悪い子。寝たフリしてたんだ」
蓮くんが隣で寝てるから小声で言ったんだと思うけど、その声が囁いてるように聞こえて、より一層私をドキドキさせる。