お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
はわっ……!
その笑顔は、やっぱり女の私ですらドキッとしちゃう。
「蓮くんの彼女?可愛いね」
なんて女の人は言って、私は驚いたまま蓮くんの顔を見た。
「あー……違うよ。祐介の彼女」
今、蓮くんが話してる女の人は、きっとゆうくんと蓮くんの知り合いで。
そんな人に“彼女”だと言うのは、何だか紹介してるみたいで嬉しい。
だけど、
「え、祐介いつからロリコンになったの!?」
その言葉に胸がズキンと傷んだ。
「どう見ても学生だよね?高1?」
誰の顔も見れなくて、俯いた私はテーブルの下でギュッとスカートを握りしめた。
「いろいろ失礼だろ」
「あは♡ごめんごめん、でも……「いいからオーダー」」
女の人の言葉を遮って無理やり注文をした蓮くん。
人の話を遮るのは良くないけど……今はそれに助けられて。