お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
だから心配させないようにと、私はニッコリ微笑んだ。
「連れて来てくれてありがとう。ゆうくんに会えると良いなぁ」
なんて言ってみた。
これは本当に思ってることだから嘘じゃない。
それから少しして、注文した料理が来た。
私のハンバーグと蓮くんのオムライス。
料理も美味しくて、美男美女揃いのカフェだから人気なのも当然で。
お店の人はさっきから忙しそう。
だけどゆうくんの姿は見当たらなくて。
「祐介いないね」
「ん……」
ゆうくん、厨房の方にいるのかなぁ……?
そう考えてると厨房からゆうくんが出てきて、思わず蓮くんの腕をパチパチと叩いた。
「蓮くん、ゆうくん……!!」
白いシャツにダークブラウンのエプロンを腰に巻いてて。
そのかっこいい姿にキュンを通り越してギュン!!