お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
心なしかこっちに向かって来る気がして。
はううんっ……!
ゆうくん、背が高いしスタイル良いからモデルみたい。
足長い!エプロン似合ってる!!
ゆうくんに見惚れてるとバチッと目が合って、ドキンと心臓が跳ねた。
「アツミから聞いたけど、ほんとにいた。蓮の仕業だろ?」
「なはは〜バレてる〜」
「当たりまえ。前にそんな話してたんだから」
さっきまでバイト姿のゆうくんが見れて、すっごくドキドキして嬉しかったのに……ゆうくんの“アツミ”と言う言葉に、胸がキュウッと締め付けられる。
きっと、さっきの女の人の……元カノの名前だ。
「良かったな祐介。陽葵ちゃん、祐介を見つけた途端すっげー嬉しそうだったよ」
からかうようにニヤリと口角を上げた蓮くんに、ゆうくんは一瞬目を見開いた。