お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
嘘だろ……!?
露わになった肩を隠そうと、ガウンを上げると、
「ひゃんっ」
陽葵がビクリと反応した。
いや、ちょっと待ってくれ……。
密着した状態でそんな声出されたら……無理だから。
勘弁してくれって。
頼むから、煽らないでくれ。
「ゆうくん」
その甘い声が、限界に達そうで……。
「キス……して?」
潤んだ瞳で見つめる姿に、何かがプツンと切れるような感覚がした。
「む、んっ……」
陽葵の柔らかい唇を食いつくように塞いでしまった。
何度も何度も重ねていく内に目を覚ましたのか、陽葵は俺の身体を押して距離を取ろうとする。
「ん、まっ……ゆうっ」
煽ったのは陽葵だ。
俺の身体を押す小さな手も、真っ赤に染まる頬も
全部可愛くて……愛しい。