お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
こんな綺麗な顔に自分からキスするとなると、やっぱり恥ずかしくて。
うぅ……。
震えるのを抑えて、私の唇を重ねた。
触れるか触れないか程度で……チョンッて感じ。
それだけでも恥ずかしいのに、もう1回しなきゃいけないから……またチョンッて。
もう限界。
ゆうくんに抱きかかえられたまま身動きが取れないから、取れるだけ距離を取る。
恥ずかしさのバロメーターがもうMAXで。
私は沸騰しそうな顔を両手で隠した。
「〜〜っ、」
「あ、もう。こら。俺そんな軽いキスしてるっけ?」
「や〜、もうむりぃ」
恥ずかしい恥ずかしい。
むりぃ〜〜。
持ち上げられていた身体がゆっくり降ろされる。
拘束が解けたのに、それでも恥ずかしい気持ちが取れない私はまだ顔を隠したまま。
だけど、ゆうくんはそんな私の手を掴んで顔を露わにさせた。