お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「キスするときは恥ずかしがり屋さんになるのに」
っ!!!
ボンッと一気に顔が赤くなった気がした。
「そ、それとこれとは別なのっ!」
まさかそんなことを言うなんて……!
クシャッと笑うゆうくんは、もうイジワルモードになってて。
イジワルしててもゆうくん、クシャッて笑うからそのイジワルが嫌じゃないって言うか……許してしまうって言うか……。
たぶん、きっと、これは惚れた弱み。
本気で嫌って思わないんだもん。
あーあ……。
ゆうくんのこと、ほんと大好きだなぁ。
大好きじゃ収まり切らないくらい好き。
* * *
スーパーに着いて、カートを押しながらゆうくんとお肉を見たり野菜を見たりした。
実はこういうの憧れてて。