お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
周りからしたら新婚さんに見えるのかなぁ……なんて考えてたのは絶対に内緒で。
だって、そんなのバレたら恥ずかしいんだもん。
夜ご飯の材料をカゴに入れて、お金を払おうとアイスコーナーを横切った時だった。
私の視界に入ったあのアイスに思わずゆうくんの服を引っ張った。
「ゆうくん、アレ!!」
「ん?……あ、こんなところにもあったんだ。全然気付かなかった」
そこにあるのは、まさしく昔半分こにして食べてたソーダ味のアイス。
「一緒に食べる?」
「うんっ食べたい!」
「ケーキも買うのに?」
「良いの!アイスはまた別の日に食べるもん!」
「ハハッじゃあ買おっか」
「わ〜い♪」
またゆうくんと半分こ出来る〜。
へへ。嬉しいな
なんて喜んでたのも束の間。
すっごく見覚えのある顔に動きが止まってしまった。