お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
「雨、止みそう?」
「ううん」
ゆうくんと一緒にこのアイスを食べると、昔のことを思い出して懐かしくなる。
ずーっとゆうくんの背中を追いかけてたのに、今ではこんなにも近くにいて。
へへ。
嬉しいなぁ。
チラッとゆうくんの横顔を盗み見する。
前から見るゆうくんもかっこいいけど、横からだとまた違うかっこよさがあって。
スッと通った鼻筋とか、
顎のラインとかすごく綺麗で。
「ん?どうした?」
「んーん、何でもない」
へへ
今、すごく幸せ。
「今日はアイス落とさないでね」
「大丈夫だもん!」
「ハハッ本当かなぁ」
なんていじわるなこと言ってくるゆうくんも大好きで。
あーあ。
好きすぎるせいで、なんでも許しちゃいそうだよ。