お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
本当にゆうくんがいれば何でもできる気がする。
小さい頃からずっと一緒だったもん。
ゆうくんのことは誰よりもわかってるって思いたい……!
全然物知りだし、料理もできる。
ゆうくんは頼りになるお兄ちゃんだ。
「陽葵、チョコいる?」
「いるっ!」
おばさんから貰った苺のチョコレートを数個テーブルの上に置いてくれたゆうくん。
「後は冷蔵庫の中に入れとくから」
「ありがとう」
早速チョコレートを1つ取って口の中に入れる。
んん〜〜やっぱり美味しいっ……。
「本当はチョコレート買おうか迷ったのよ」
「??どーして?」
「きっと祐介がチョコレートを買ってると思ったから」
「??」
よく意味がわからなくて首を傾げる。
ゆうくんがチョコレート、買ってる……?