お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。
あとちょっぴり意地悪なときあるけど、困ったら助けてくれる頼りになる男の子。
「そーいえば、陽葵遅かったな」
「それな!いつもひまが待ち合わせ場所に1番にいるのに」
「あ……」
いつもは私の家から近い公園が待ち合わせ場所だった。
だけどゆうくん家にいる今、私が待ち合わせ場所から1番遠いわけで。
隣の隣の街だもん。
「何かあったの?」
とくに内緒にする理由もないし……。
良いよね?
「えっとね、私……今幼なじみの家にいるの」
「え!!?」
2人は目をまん丸にして驚いた。
そりゃそうだよ。
幼なじみがいるとか、そう言うの話したことないもん。
「何で何で??」
「えと、親が海外に出張で……それで、その間幼なじみの家で預かってもらうことになったの」