母は強くならなきゃ【完】
「俺は、会社でも言ったとおりだ。田所さん」

どうしたのかわからないし、田所さんは知ってるのだろう。

「なぁ母さん。莉愛ちゃんは謝罪は受け入れてくれるそうだ。

良かったじゃないか・・・」

「あなた」

そこでやっと、お爺さんとお母さんが頭をあげてくれた。

「ただ、わしから、条件がある」

田所さんが用紙を読み始めたので、急いでキッチンに行きコーヒーを用意し出しながら聞いた。
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