母は強くならなきゃ【完】
夕食を食べると眠そうな莉未を連れ、親父とお袋が先に連れて帰り、お父さんも帰って行った。

お母さんは車から荷物を持つと『病院は任せて、帰って莉未ちゃんの傍にいてあげて』と言うので『明日来ます』と告げて帰ると莉未はお風呂上りにそのまま眠った。

「俊樹、明日は休んでいろいろと手続きをしなさい」

「いいのか・・・親父」

「もちろんだ。それで名前は」

「候補はある。莉愛に伝えてから報告する」

「わかった」

俺も風呂に入り、莉未を連れて部屋に戻った。だが、莉未が真夜中に起きて大泣きだった。
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