母は強くならなきゃ【完】
名前を告げて抱いて貰ったりして帰られた。

俊樹が買って来たお弁当と病院食を食べてると、『ふぇ』と俊が起きたので、連絡してオムツを替えてミルクが届くまで抱っこであやしていた。

俊は飲んでは寝るの繰り返し。

間で休ませて貰いながら夕方、お父さんが来た。

「おかえりなさい。お父さん」

「ただいま。名前は決まったのか?

桜井さん、お世話になっております」

「あぁ、俺の俊樹の俊の字で俊(しゅん)だ」
< 190 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop