母は強くならなきゃ【完】

お父さんはリビングにいたが、俺と親父は来客の相手。

『今年は、正月が予定日でもあったが、年末に生まれたのと、何が起こるからわからないので』

と親父が告げた。

相手は飲むだろうと数人で来ているが・・・。

「それで、どっちだったんです・・・立花社長」

「息子です」

「めでたいですねぇ・・・後継者で」

「えぇ、まぁ」

それだけ告げ黙った親父。