母は強くならなきゃ【完】
しかも、お父さんの勤める会社の子らしい。

莉未が室内に飽きて外に出たがると、莉未を着替えさせ俺も佑斗も、ビールを持って出た。

「いつから、お父さんの会社も受け持ってるんだ?」

「去年のお盆明けくらいだったかなぁ。

おじさんがしょうかいしてくれてさぁ」

「知らなかったわぁ」

「まぁな。俺も言わなかったしな」

「莉愛の実家によく泊まってるのか?」

「まぁな。あっち行くと必ずな。数日泊って仕事しての繰り返しだな」

チッ。

俺より行ってて仲が良いわけだな。
< 231 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop