母は強くならなきゃ【完】
「立花莉未です」

娘の名前を告げると『先生、ぼくたちがつれていく』と陽君が言うと『知り合いなの』と先生に『俺の従弟の子です』と俊樹が伝えた。

3人に懐いているので、すんなりとついて行く莉未。

「保護者さんは、一番奥の部屋へ」

しおりを貰い俊樹と入って行った。

時間前に彰君と響君が入って来て、しばらくすると陽君と手を繋いだ莉未が入って来た。

俊樹はずっとビデオを撮っている。

「莉未、ほんと兄貴達の子を気に入ってるな」

席に連れて来て手を離すと不安そうにしているから。
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