母は強くならなきゃ【完】
式が始まり、入園者の名前が呼ばれると、莉未も『あい』って返事してホッとした。

「あいつ、緊張してる感じだな」

「でも、良かった。返事できて」

「そうだな。だが、あいつ等も緊張してたみたいだぞ」

「えっ」

陽君、彰君、響君も安堵した様子になるほどって思った。

退場も陽君と手を繋いで出て行った。

私達もクラスまで行くと、明日からの流れなどを聞いて終わった。

外に出ると、由紀ねぇが子供達と待ってた。
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