母は強くならなきゃ【完】
俊樹も抱いて、ベットに寝かせると、傍から離れない子供達。

するとお爺さんが『俊樹にお願いがある』と言った。

「なに?」

「隣の土地を買ってある。いずれ、匠の家をと思っていたが、孫娘も生まれたから、庭を共有する形で、家を建ててくれないか?

間取りなどはすべて、葵ちゃんの意見を取り入れてやってくれ」

「マジ、爺さん」

「もちろんだ。俊樹。

お前達も同居してるしな。」

マンションから、こっちへ戻そうとしているみたいだった。
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