母は強くならなきゃ【完】
普段から庭をかけっこしてるから大丈夫だろう。

ましてや陽君がゴール地点にいるから。

『よーいパーン』と鳴ると莉未は走り出した。

莉未は大好きなにいにのもとに走って行った。

「おっ、速いな」

「ほんと、莉愛もだったわねぇ」

「俊樹も、早い方だったから、どっちに似ても遺伝ですな。」

園児の席からも彰君も応援してた。

きっと響君も入退場門で応援してたのだろう。
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