【短】蒼くんは私のことを愛したくてたまらない!
「あぁ、私たち恋人同士とかではないんで大丈夫ですよ~」


とりあえず何も言えない蒼くんに代わって訂正を入れておく。


「それは、失礼いたしました。ではご注文お決まりになりましたらお呼びくださいませ」


店員さんはお辞儀をして去っていった。まぁ若い男女が来たらそう受け取っても無理はないよね。


「カップルって…」


蒼くんはまだ動揺しているらしい。


「別に珍しいことじゃないでしょ。誤解されても仕方ないんじゃない?」


「優奈は普通そうやね」


「そりゃそうでしょう。だって付き合ってないんだし」
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