【短】蒼くんは私のことを愛したくてたまらない!
「…確かにそうやね」


私の言葉に頷きつつ、蒼くんはなんだか拗ねたような顔をする。


「…どうかしたの?」


「いーや。それより優奈は何にするん?」


そう言って蒼くんは私にメニュー表を渡す。


「そうだな…苺とマスカルポーネの組み合わせも食べてみたいし、バレンタイン限定チョコパンケーキも捨てがたい…でも、ティラミスっぽいこれも魅力的…」


種類が多くて悩んでいると蒼くんが助け舟を出してくれた。


「俺、何でもええから二種類好きなの選び。半分こしよ」
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