【短】蒼くんは私のことを愛したくてたまらない!
「マジ……本命は誰にあげるん…?」


ショックを受けたような顔で私を見る蒼くん。私じゃなくても欲しいと言ったら誰でもくれそうなのに。チョコは一つでも多くもらっておきたい派なんだろうか。


だいたいこの会話をしているだけでも女子の視線が突き刺さって怖いんだよね…


「別に誰だっていいでしょ?」


とりあえず、周囲の女子に蒼くんには本命あげませんよアピールをしてみた。効果はバツグンだ!視線がだいぶ消えた。


「でも…」


蒼くんはまだ話を続けたいみたいだったけど先生が入って来たので、ここでの会話はお開きとなった。
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