White Snow3 前野晴久の苦悩
お誘い
※※※
「・・・で、どうして智花がここにいるんだ?」
待ち合わせ場所で梅原さんが目を細めながら智花に文句を言い始めた。
おいおい、文句出ないんじゃなかったのかよ?
「すみません。大学の友達って聞いたから一緒の方が楽しいかなって思いまして」
とにらみ合う二人の間に入って謝った。
俺の背中から顔を出した智花は
「晴久は私の彼氏なの。だから一緒に来たの。分かった?」
と梅原さんに喧嘩腰の口調で言った。
おいおい。なんなんだ?
「え?前野さん、智花の彼氏さんなんですか?」
と首を大きく動かして顔を近づけてきた。
「はい。付き合ってます」
「まじか・・・」
梅原さんは呟いた。
もしかして、梅原さん、智花に未練があるとか?
再会したら綺麗になってたとか?
大学時代から好きでしたとか?
そんなの絶対許さない。
俺は智花を俺の背中に隠した。
「はあ、まあ智花の言いたいことは分かったんで…いいですよ。一緒に飲みに行きましょう」
智花が梅原さんの顔の前に人差し指を突き指して、
「手、出さないでね」
と警告した。
「出さないよ、多分」
「多分じゃないから!!」
なんなんだ、この会話?
俺の智花に手を出そうなんざ、絶対に許さない!!
俺は智花と手を繋いで目的の店まで歩いて行った。
「・・・で、どうして智花がここにいるんだ?」
待ち合わせ場所で梅原さんが目を細めながら智花に文句を言い始めた。
おいおい、文句出ないんじゃなかったのかよ?
「すみません。大学の友達って聞いたから一緒の方が楽しいかなって思いまして」
とにらみ合う二人の間に入って謝った。
俺の背中から顔を出した智花は
「晴久は私の彼氏なの。だから一緒に来たの。分かった?」
と梅原さんに喧嘩腰の口調で言った。
おいおい。なんなんだ?
「え?前野さん、智花の彼氏さんなんですか?」
と首を大きく動かして顔を近づけてきた。
「はい。付き合ってます」
「まじか・・・」
梅原さんは呟いた。
もしかして、梅原さん、智花に未練があるとか?
再会したら綺麗になってたとか?
大学時代から好きでしたとか?
そんなの絶対許さない。
俺は智花を俺の背中に隠した。
「はあ、まあ智花の言いたいことは分かったんで…いいですよ。一緒に飲みに行きましょう」
智花が梅原さんの顔の前に人差し指を突き指して、
「手、出さないでね」
と警告した。
「出さないよ、多分」
「多分じゃないから!!」
なんなんだ、この会話?
俺の智花に手を出そうなんざ、絶対に許さない!!
俺は智花と手を繋いで目的の店まで歩いて行った。