開けずの手紙ー完全版ー/長編呪い系ホラー【完結】
その6
翌日、美咲はマミに”それ”の件を相談してみたのだが…。
「”それ”…、送った人から呪いをかけられるって、不幸の手紙みたいな、”あれ”じゃあないの?美咲…、落ち着いて聞いてね。実はさ…、昨夜の戸田さんのお通夜でさ…、”その話題”が出てたんだよ」
「えっ…、ちょっと待って…。私が受け取ったのは、その死んだ彼女からなんだよ…、ひょっとして…、戸田さんもってこと!」
「うん…、単なるウワサかもしれないけど、友達複数のグループで同じような話してるの耳に入ってさ…。それによると、その前の週に誰だかの手紙受け取ってて、その数日後には自殺しちゃったとかって…。だから、その手紙の呪いかもってさ」
「ねえ、私、どうしたらいいの!怖いよ!なんか、赤い血みたいなシミもついてて、絶対変だって、ヤバイって…!」
すでに美咲は半ばパニくっていた。
***
「うん…、私もそのままじゃ、何か恐ろしいことが起こるような気がするしさ、誰かに相談した方がいいよ」
「誰に?…まだこのことは、両親にもまだだし、マミにしか言ってないんだよ。だって、やたらに話したらみんなに知れ渡って、仲間外れにされちゃうよ…」
「美咲…、ならさ、手嶋先生に相談してみたらいいと思う」
「手嶋先生って…、去年、私の担任だった…?転任したあの手嶋先生?」
「そう…。お通夜ん時、もうあの先生、どっと落ち込んでてね…。その前の秋田さんも部活で教えてた子だったから、何でこんな短い間に次々とって…。泣いてた。それで、みんなももし悩み事とかあったら、いつでも連絡して相談してこいって、他の生徒にも伝えてくれって言ってたよ。私もケータイ番号控えてきたから、もしよかったらさ…」
「うん。あの先生になら、こんなことでも相談に乗ってくれるよね。そうする、マミ…」
美咲はその場で元担任だった手嶋に連絡すると、手嶋も即対応してくれた。
なんと、この日の夜、自宅に来てくれることになったのだ。
翌日、美咲はマミに”それ”の件を相談してみたのだが…。
「”それ”…、送った人から呪いをかけられるって、不幸の手紙みたいな、”あれ”じゃあないの?美咲…、落ち着いて聞いてね。実はさ…、昨夜の戸田さんのお通夜でさ…、”その話題”が出てたんだよ」
「えっ…、ちょっと待って…。私が受け取ったのは、その死んだ彼女からなんだよ…、ひょっとして…、戸田さんもってこと!」
「うん…、単なるウワサかもしれないけど、友達複数のグループで同じような話してるの耳に入ってさ…。それによると、その前の週に誰だかの手紙受け取ってて、その数日後には自殺しちゃったとかって…。だから、その手紙の呪いかもってさ」
「ねえ、私、どうしたらいいの!怖いよ!なんか、赤い血みたいなシミもついてて、絶対変だって、ヤバイって…!」
すでに美咲は半ばパニくっていた。
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「うん…、私もそのままじゃ、何か恐ろしいことが起こるような気がするしさ、誰かに相談した方がいいよ」
「誰に?…まだこのことは、両親にもまだだし、マミにしか言ってないんだよ。だって、やたらに話したらみんなに知れ渡って、仲間外れにされちゃうよ…」
「美咲…、ならさ、手嶋先生に相談してみたらいいと思う」
「手嶋先生って…、去年、私の担任だった…?転任したあの手嶋先生?」
「そう…。お通夜ん時、もうあの先生、どっと落ち込んでてね…。その前の秋田さんも部活で教えてた子だったから、何でこんな短い間に次々とって…。泣いてた。それで、みんなももし悩み事とかあったら、いつでも連絡して相談してこいって、他の生徒にも伝えてくれって言ってたよ。私もケータイ番号控えてきたから、もしよかったらさ…」
「うん。あの先生になら、こんなことでも相談に乗ってくれるよね。そうする、マミ…」
美咲はその場で元担任だった手嶋に連絡すると、手嶋も即対応してくれた。
なんと、この日の夜、自宅に来てくれることになったのだ。